ニュースエンジンPRONWEBに
『女性の新しい生き方のひとつ?「サロネーゼの」とは?
3/6「サロネーゼの日」にチャリテイイベントを開催』
というタイトルで、取材記事が掲載されました。
http://www.pronweb.tv/modules/newsdigest/index.php?code=2481
また、PRONWEBよりサーチナに転送された同記事はこちら。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0217&f=business_0217_054.shtml
「サロネーゼ」という言葉をご存じだろうか。自宅の部屋などをサロンにして、趣味などの教室を主宰する人のことである。そして3月6日は「サロネーゼの日」。世田谷を中心とするエリアマーケティングのスペシャリストで、サロネーゼに関する企画などを手がける有限会社ハッピーキューブス代表のローズ麻生育子さんが、サロネーゼをより多くの人に知ってもらい応援する日にと制定。
まだまだ多くの人が知らないサロネーゼについて、またサロネーゼの日に開催されるイベントについて、麻生さんにお話を伺った。
──まず「サロネーゼ」とは何か教えて下さい。
ハッピーキューブス代表
ローズ麻生育子さん |
- 麻生さん:
- サロネーゼは造語です。ご自宅の1室をサロンのようにして、お花やお料理を教えている先生をサロネーゼと言っています。フラワーデザイナーなど一般的な肩書を名乗る方もいらっしゃれば、「トータルライフデザイナー」などご自身で肩書を作られている方など様々です。
6~7年前に光文社の『VERY』という雑誌の当時の編集長が、言葉遊びが好きな方で「シロガネーゼ」という言葉を作ったように、サロンスタイルで何か を教える女性を「サロネーゼ」と命名したと聞いています。昔からマナーの先生、お花の先生など自宅で教える女性はいらっしゃいましたが、それをくくる言葉 がなかったんですね。
起業家の方々の場合は”当てる”ことを狙って事業を始めるわけですが、サロネーゼは根本的に違います。好きなことが軸にあって、そこがぶれていないことが強みです。「主婦Aさん」「誰々ちゃんのママ」ではなく、アイデンティティを持った女性だと言えます。サロネーゼという言葉でイメージするのはクラシカルなヨーロピアンスタイルのサロンかもしれませんが、シンプルモダンなライフスタイルの方も多いです。
たとえば30代前半のサロネーゼで、安さだけでなく安全なものを求めて天然酵母のパンの先生になったりする方もいらっしゃいます。
それは自分で選び取る力があるからなんですね。ユニクロも着るしスターバックスのコーヒーも飲むけど、自分で選んで高級なレストランにも行くという、目利きさんが多いのではないかと思います。
彼女たちが発信するものは、すごく価値があるんですね。人気サロネーゼはアメブロで情報発信をしている方が多く、そこから情報を得て、飛行機や新幹線に乗って全国から通ってくる生徒さんもいらっしゃいます。サロネーゼは、日本古来の華道/茶道といった◯◯道に通じるものがあり、道を極めるためにフランスのコルドンブルーにお料理留学したり、オランダ のフローリスト専門学校に留学したりするサロネーゼもいます。コルドンブルーなどで学ぶ人は、料理人や花屋さんであり、サロネーゼのような方々は通常はい ません。私は、このサロネーゼ文化というものが、「オタク文化」のように日本特有のユニークな女性のライフスタイルだと思っています。
サロネーゼ文化および今度行うイベントについては、日本外国特派員協会を通じて約50社の在京外国人記者にも発信しています。
──そのイベントについて聞かせて下さい。
3月6日は「サロネーゼの日」ということで、記念イベントを行うそうですね。
(左)富田たかしさん
(心理学者/駒沢女子大学教授) (右)今田美奈子さん (「今田美奈子食卓芸術サロン」主宰 「国際食卓芸術アカデミー協会」会長) |
- 麻生さん:
- 昨年「サロネーゼの日」を制定し、今年初めて「サロネーゼの日」を迎えるので、サロネーゼ発祥の地と言われている二子玉川で記念チャリティイベント『Viva Saloneze! 2012』を行います。
記念日を制定することにより、まずはサロネーゼという言葉を社会に広めたいということと、会社でキャリアを積んでいくことだけじゃなく、こういう働き方や生き方があるということを知らしめ、そういう女性を応援していきたいという目的があります。
当日はスペシャルゲストとして、40年ほどサロンをやっていらっしゃる元祖サロネーゼの今田美奈子さん、そしてサロネーゼという生き方を応援する、サロネーゼサポターズ名誉顧問の心理学者・富田たかしさんを迎えてトークショーを行います。
今田さんは、お子さんを育ててひと段落した時に単身ヨーロッパに渡り、製菓学校に通われました。ネットで簡単に情報を探せる時代ではないのに、大使館などで情報を得て留学され、日本にチーズケーキを広めた方でもあります。
フラワーデザイナー 大谷幸生さん
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それまで日本にカルチャースクールはあったのですが、華道や茶道など日本の文化は別として、ご自宅で洋風の何かをサロンという形で教えるスタイルを広めた第一人者になります。
心理学者の富田たかしさんは、女性に向けて「前向きに生きていきましょう、好きなことを軸に頑張りましょう」というメッセージの講演を多くなさっていて、心理学者としてのアドバイス的なことをも含めてトークをしていただきます。
隠れテーマが「花」で、“花”をイメージした装いまたは“花”をモチーフにしたものを身につけるというドレスコードを設けています。
私は、女性は皆花だと思っていて、すみれの人もいればバラの人もいたり、大輪だったりまだつぼみの方などいらっしゃると思っています。これからひなまつ り(3月3日)、国際女性デー(3月8日)など女性の記念日もありますし、春に向かって花開くという意味でも花をテーマにしました。
花にちなんで、フラワーデザイナー大谷幸生さんによる、生花を使った花髪結パフォーマンスショーもご覧頂きます。
それからチャリティとして、「花の力」プロジェクトを通じ、チケット代8500円の中から1000円分を球根代として寄付します。「花の力」プロジェクトは、東日本大震災で壊滅した跡地に花の球根を植えるという活動をしているフローリストさんの団体です。
当日は舞台にお花を置く代わりに、リング状の大きなリースを作り、参加者に東北へ向けてメッセージを書いていただいて飾る予定です。丸いリースは人と人とのつながり、絆をイメージしていて、メッセージは球根と一緒に東北へお届けします。
そして実際に花が咲いたら、「花の力」プロジェクトのサイトにアップされるようになっていますので、寄付される方にもわかりやすくて良いだろうと考えています。
ちなみに、結婚式ができなかった被災地の方々が合同結婚式を行ったのですが、その際も「花の力」プロジェクトは現地に行き、お花を提供して支援もしてい ます。花嫁さんのブーケのために持って行った残りのお花で、町の女性に髪飾りをしてあげたらすごく喜ばれたということで、今回のイベントにも花髪結師さん に登場していただくことになりました。
スイーツブッフェとドリンクも用意しています。ファッションのプレスイベントや“ユーミン”のバースデーパーティーの空間デザインなどを 担当するPARTY DESIGNの江川晴子さんが演出して下さいますので、目や舌の肥えたサロネーゼさんにも満足していただけると思いますよ。
また、サロネーゼを応援して下さるサポーターズにもご参加いただいたり、メッセージをいただきます。
今年はキックオフイベントとなりますが、今後も毎年イベントを続けていきたいと思っています。
──「サロネーゼの日」のイベント以外に、活動はあるのでしょうか?
- 麻生さん:
- 今後はハッピーキューブスが、「サロネーゼカフェ」というコミュニティサイトを運営していきます。
サロネーゼとサロンドーナ(サロネーゼにあこがれ自分磨きのために、またサロネーゼをめざして“サロン道”を楽しむ女性)が集まる場で、サロネーゼがオススメする「コト」と「モノ」のセレクトショップというのがコンセプトです。
サロネーゼは、企業とコラボレーションしたいという気持ちが強い方も多いんですね。素養や知識が高く、情報発信力があるので、何かをクリエイトしてコラ ボレーションしていく集団となっていくと思います。「サロネーゼカフェ」は、両者をつなげるお手伝いをしたいと考えています。
────ありがとうございました。
自分の“好き”をカタチにし、知的好奇心があり、絶えず学び続ける姿勢をもつ「サロネーゼ」は、女性の新しい生き方のひとつとして注目を集めてい る。春 めいてくるこの季節に、何か新しいことを始めたいと考えている女性、サロネーゼを目指す女性は、キックオフイベントに参加してみてはいかがだろうか?
チケットは現在発売中。イベントの詳細およびチケットの購入は、下記「サロネーゼカフェ」のサイトを参照のこと。